2008年3月30日日曜日

山と渓谷

山と渓谷のホームページはインプレスに吸収されてから、とても見やすくなった。内容も盛りだくさんで歴史の重みを感じる。創設されたのは昭和5年、大学卒業したばかりの青年で、編集、広告、販売など何から何まで一人でこなす、今で言うところの ベンチャー企業。 創刊号の信条と言うのを読ませてもらったが、

本誌は象牙の塔に立てこもっている各山岳部及山岳会の優秀なる人々の文献を一つの誌上に包括し、且つ発表機関を持ち合わせぬ多くの真面目な人々の研鑽を包含してしまう事に依って本誌の大きな特色とする所です。
我々は全面的に発展して来た現登山界を視透さねばなりません、ヤブ山のみを自己の登るべき山だと信じたり、高峻山岳のみを以ってただ「山」だと信ずる「小児病患者」を排撃しなくてはなりません、要は「正しきアルピニズムの認識」を前提として真面目に「人と山との」対照を思索して行かねばならぬと信じます。


ブルジョアの趣味で大学山岳部と一部の山岳会、でしか得られなかった登山情報を一般の目にも触れさせたいという 志の高い若者の情熱が感じられてこちらまで熱くなる。 ・・・・・で最近の傾向はというと、路線を変えてきたのか山渓JOYと被る内容が多くなった。 嗅覚鋭いインターネット企業なので先を読んでいるんだろう。  社会に貢献できるオンリーワン・カンパニーを目指すと書いているが  今でも充分 山を語るに外せない オンリーワンの雑誌です。

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