2008年3月12日水曜日

労働環境の改善

長期募集を終了する小屋が増えてきた。山小屋の営業は通年営業している八ヶ岳など一部の小屋を除くと、最長でも4月初旬~11月初旬勤務となる。北アルプスの一部の小屋では正社員雇用もあるようだが、まだまだ少ない。  管理職と称した長時間労働や ツアー添乗員における派遣労働の雇用環境の悪さなど年収崩壊が問題になっているが、山小屋アルバイトも決して雇用環境が恵まれている訳ではない。日給や労働時間も然ることながら、問題になるのは危険労働や保険の問題だ。労災や雇用保険に加入している所は多いが、厚生年金加入は少ないので将来的に不安定なのは否めない。 

このサイトを始めた当初は大学生の夏のアルバイトという位置づけだったので、バイトを通して拡がるバラ色の夢だけを発信していれば良かったが、 長期雇用となると、その若者の人生の大切な期間に関わる事となる。  プラス面は精神的な要素が多い。他の仕事では経験できない自然環境の素晴らしさと厳しさ、人との出会い・・・。 たとえ1年、半年のバイトであっても、独自の文化を保ち、都合よく消費される存在であって欲しくない。

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