南アルプス千枚岳直下に建つ千枚小屋が6月30日火災で焼失した。小屋を管理する東海フォレストによると、管理人は6月29日昼まで山開きの準備をした後、いったん椹島ロッジに下山。30日午後に戻り全焼している小屋を発見したという。
千枚小屋は小屋の中からでも富士山が眺められ、登山者はもちろん写真家にも人気がある。千枚小屋~荒川三山~赤石岳周遊コースの最前線拠点として重要な位置にあるので、今年、南アルプス南部周遊登山を小屋泊まりで予定している人は計画の変更が必要になるだろう。
荒川三山の稜線
登山基地の椹島ロッジから千枚小屋まで7~8時間、千枚岳山頂まで1時間、稜線に出て見晴らしが良いので、天候に恵まれれば何処まででも行けそうな気がするが、次の荒川中岳避難小屋までは4時間近く、さらに荒川小屋まで1時間。 ▲椹島ロッジから千枚小屋を経て一日で荒川小屋まで行った話はよく聞くが、岩場のアップダウンが続くので ツアー登山や山慣れない人には、天候が荒れたり、疲れがでると ちょっと厳しい。
見事な悪沢岳のお花畑(7月中旬~)
計画としては、椹島ロッジ~赤石小屋を経て、一日目に赤石避難小屋で泊まり、2日目、荒川小屋に荷物を預けて荒川三山をピストン荒川小屋泊、 3日目に椹島ロッジへ下山 これだと稜線はほぼトレースできる。
今年は椹島を起点とした赤石岳~聖岳周遊登山やテント泊の人が増えるかも知れない。
観音峰と龍泉寺
12 年前
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