2008年3月30日日曜日

山と渓谷

山と渓谷のホームページはインプレスに吸収されてから、とても見やすくなった。内容も盛りだくさんで歴史の重みを感じる。創設されたのは昭和5年、大学卒業したばかりの青年で、編集、広告、販売など何から何まで一人でこなす、今で言うところの ベンチャー企業。 創刊号の信条と言うのを読ませてもらったが、

本誌は象牙の塔に立てこもっている各山岳部及山岳会の優秀なる人々の文献を一つの誌上に包括し、且つ発表機関を持ち合わせぬ多くの真面目な人々の研鑽を包含してしまう事に依って本誌の大きな特色とする所です。
我々は全面的に発展して来た現登山界を視透さねばなりません、ヤブ山のみを自己の登るべき山だと信じたり、高峻山岳のみを以ってただ「山」だと信ずる「小児病患者」を排撃しなくてはなりません、要は「正しきアルピニズムの認識」を前提として真面目に「人と山との」対照を思索して行かねばならぬと信じます。


ブルジョアの趣味で大学山岳部と一部の山岳会、でしか得られなかった登山情報を一般の目にも触れさせたいという 志の高い若者の情熱が感じられてこちらまで熱くなる。 ・・・・・で最近の傾向はというと、路線を変えてきたのか山渓JOYと被る内容が多くなった。 嗅覚鋭いインターネット企業なので先を読んでいるんだろう。  社会に貢献できるオンリーワン・カンパニーを目指すと書いているが  今でも充分 山を語るに外せない オンリーワンの雑誌です。

2008年3月25日火曜日

若者の就職は安定志向

大学生の就職内定率が4年連続上昇、統計を始めた99年度卒以降最も高い数字を更新しており 団塊世代の大量退職などで高まった企業の採用意欲が続いていることを裏付けた。 企業の雇用環境の改善もあり 就職を希望する学生の割合を示す就職希望率も上昇。 
昨今、フリーターに対する風当たりが強くなっている、10年もしたら、そんな言葉もあったっけ・・・・。言葉すら過去の遺物となるかもしれない。   海外青年協力隊やら、ボランティア、NPO活動などに対する評価もプラス要因は下がり、 10年前は最先端だった派遣労働者もカフェ難民やら年収崩壊などと呼ばれだした。  

年金問題などで、時計の針が進んだのか逆周りしたのか キチンと正社員で働く、結婚する、子供を育てる。 ふつーの安定志向は良い事だと今頃 気が付きだした?・・・・・。   この状況下では山小屋でアルバイトをしようと思う若者はいなくなる。 もしかしたら健全な現象で、 更に人材難が続くと 将来は中国人などの海外研修制度に名を借りた外国人労働者で賄うことになるかもしれない。これも格差社会の縮図だが・・・・。

2008年3月24日月曜日

山小屋アルバイトは35才まで?

山小屋アルバイト募集はなぜ35才まで・・・・・?なぜかという話ですが・・・。実際の山小屋では多彩な年齢層の人が働いています。 イメージとしては 
●60代オーナーと(御夫婦の場合もある)アルバイト2人に アナタ  
●オーナーや小屋番と呼ばれる責任者(3~40代)の下で5~6人のアルバイトとアナタ
●小屋責任者→各部署の責任者→ 2~30人のアルバイトと オレオレ 

★オーナーの常駐している小屋で 相性が良ければたった1ヶ月間、山小屋で構築した人間関係が後々の人生を彩る素晴らしい体験になる人が多いです。 またアルバイトに人気のある小屋はお客様アンケートでも上位を占めています ★ 企業や地方公共団体・法人が経営している小屋もあります。こちらは数件の小屋を経営している事が多く  配属先によっても事情が異なります  ★濃い人間関係の苦手な方は 責務以外の自由時間の過ごし方などに干渉される事が少ないシフト制の大きな小屋が向いています。 仕事の内容は殆ど変わらないのですが、雰囲気は天と地ほど異なりますので事前に自分の希望に沿った小屋を選択することをお奨めします。 

「こんなはずじゃなかった」 ・・・と下山する理由の大半はボッカや道路補修など肉体労働が向いていない事 (男性に多い) と上司との人間関係(女性に多い) です。 野麦峠を越えて売られて来た訳ではないので下山はいつでも自由です!・・・・・。でもそれだったら最初から来ないでね!と心の中で言われます。  雇う方は長年の経験からどんな人が向いているか御存知で、 キーワードは明るく元気で健康な人、上司の言うことを素直に聞ける年齢って事で35才までの人となるようです。


2008年3月19日水曜日

青年小屋でアルバイト募集

八ヶ岳の青年小屋でアルバイト募集始めました。 期間は4月18日~11月5日まで  男女各1名( 昨年は女性オンリー )  年齢18才~35才まで  ★従業員部屋は個室となっています。 (,,゚∀゚) 



私たちの山小屋は赤岳などの中心地から離れているため、混むあうことはあまりありません。山小屋の生活を楽しみたい方、また山が本当に好きな方を募集します・・・。(管理人のお言葉です)

数ある山小屋の中でも食事の素晴らしさは別格との評判です。 どんなに素敵って?  勝手な想像ですが、素材を生かした 心のこもった温かい手作り料理です! 私は行った事がありません・・・・。(・∀・) ご存知の方はコメント下さい。

日給5000円というのも八ヶ岳らしくてイイ!。 (°д ゚)ハァ?   忙しさで自身を消耗することなく、 人間力を充電するチャンスです。   毎日美味しい食費無料、携帯電話通話可能、交通費実費支給 ★ 有給がありますので休暇には赤岳方面から蓼科まで八ヶ岳全山縦走が楽しめます。( 勝手な想像でしかないが・・・。)

2008年3月17日月曜日

ヒマラヤ王子

ヒマラヤの未踏峰ディンジュンリ(6196)の初登頂に、関西学院大学部員2人が成功した!  同大学の山岳部院は現在この2名のみ、今月一人が卒業する。存亡の危機に立たされた同部在続の起爆剤にしようと、2人だけで登頂に挑んでいた。 昨年11~12月には富士山や北アルプス、剣岳で合宿、氷河の裂け目に落ちた場合の救出訓練やビバーグ訓練をしたりして準備を重ねてきた。 

1960年代には部員が40人近くいた関学や同志社山岳部も年々部員が減少、『 キツイ、汚い、危険 』 っと今どきの若者には敬遠されている。 一方ヒマラヤ登山はネパール政府が登山客の獲得のため規制緩和政策をすすめ、ますます一般化して、最年少か最高齢または無酸素、単独、アルパインスタイルか・・・・・。 ガイドツアーでフツーに登っては話題にもされなくなった。

久々に登山界の明るい話題! (16日の朝日新聞) マスクもなかなかのもの、ヒマラヤ王子と名付けて マスコミがもっと話題にしてほしいものだ。  記事によると 大学山岳部が連帯する受け皿として、日本山岳会関西支部の 「学生部」設立に向けて準備中、とか。 

2008年3月13日木曜日

白馬で働きませんか?

4月から勤務の長期募集は定員を満たして終了する小屋が増えてきました。 

白馬村営頂上宿舎・村営八方池山荘では 


●5月17日~10月13日 までの長期スタッフを募集を始めました。どちらも白馬を代表する小屋で、「 白馬の山小屋でアルバイト!」 何となく憧れのフレーズ・・・。初心者にも人気の山小屋です。 



大雪渓を登り、お花畑をすぎると、目の前にそびえ建つのが、世界でもトップクラスの規模を誇る頂上宿舎。 八方池山荘は 夏は八方尾根の「自然研究路」、冬はスキーやスノーボードのベースとして一年中多くの人々が訪れ、白馬の代表「白馬三山」の雄姿も間近で楽しめます。

長期スタッフ各小屋3名、●年齢18才~40才くらいまで、●日当6800円+月手当て1万円 食費など不要●個室ありと条件にも恵まれています。 詳細はコチラまで、お早めにご応募下さい。

2008年3月12日水曜日

労働環境の改善

長期募集を終了する小屋が増えてきた。山小屋の営業は通年営業している八ヶ岳など一部の小屋を除くと、最長でも4月初旬~11月初旬勤務となる。北アルプスの一部の小屋では正社員雇用もあるようだが、まだまだ少ない。  管理職と称した長時間労働や ツアー添乗員における派遣労働の雇用環境の悪さなど年収崩壊が問題になっているが、山小屋アルバイトも決して雇用環境が恵まれている訳ではない。日給や労働時間も然ることながら、問題になるのは危険労働や保険の問題だ。労災や雇用保険に加入している所は多いが、厚生年金加入は少ないので将来的に不安定なのは否めない。 

このサイトを始めた当初は大学生の夏のアルバイトという位置づけだったので、バイトを通して拡がるバラ色の夢だけを発信していれば良かったが、 長期雇用となると、その若者の人生の大切な期間に関わる事となる。  プラス面は精神的な要素が多い。他の仕事では経験できない自然環境の素晴らしさと厳しさ、人との出会い・・・。 たとえ1年、半年のバイトであっても、独自の文化を保ち、都合よく消費される存在であって欲しくない。

2008年3月6日木曜日

朝食抜きは健康にいい!

自力整体、早速近所の教室で体験レッスンしてきた。こんなマイナーな教室がすぐ近くで見つかるというのは都市に住んでいる特権、(奈良は田舎だけど。)  ナビゲーターはナチュラルな素顔と均整のとれたスタイルで内面から美しさがワラワラ滲み出ている30代女性、気立ても言葉使いも自然体で、綺麗過ぎて見惚れてしまった。 整体はマイペースで繰り返し行うので初めてでも平気。  甲伸ばし、骨盤リフトアップ体操など普段使わない身体の動かし方は内側から気持ちイイっと囁く声が聞こえてくる。 
 

矢上裕さんの本を読んで 一番共感したのは、朝食を食べないという自論の整食法のすすめです。具体的なヒントとして、旅館で出される朝食の量、この分量を一日かけて食べるイメージです。 早速試して、今日で2週間・・・。オーバー気味の体重が一日1キロずつ減量されて、とてもいい感じ((o^-^o) ウフッ) そのうち私はゾンビに変身する。 身体も軽いし何より一日30種類食べなきゃならないって呪文から解放されて 料理を作るのも 食べるのも嫌いだった私は幸せな朝を過ごしている。 つまり山小屋で出される食事の分量で充分一日過ごせるという話です。

2008年3月3日月曜日

30代の登山者

30代の登山者が増加しているらしい。 30代は大学出た頃、就職氷河期で正社員に就けず年収崩壊で・・・・・。山どころじゃない人が多いと思っていたので、俄かには信じがたいが、単に対前年比というだけなら本当かもしれない。 世間的には 30代というと 結婚して子育て真っ最中。 登山の構図も子供を4人くらい引き連れたファミリー登山であって欲しい。 自分が一人で遊び呆けている時は、ファミリーなんてトンでもない。カッコ悪いやん と思っていたが、人生のカウントダウンが始まる年齢になると、妙に大切なものに思えてくる。


★自分の身に起こる目の前の出来事や今の環境は、全て自分が作った仕業であるとか・・・・。★ どうも淋しい老後になるのは間違いなさそう・・・。