2009年12月20日日曜日

片山右京さんが富士山登山中に遭難



師走らしい寒波が到来した17日 片山右京さんのパーティーが富士山登山で遭難という痛ましい事故が起き19日の捜索でお二人の死亡が確認されました

南極遠征のトレーニング中の事故で、遠征は中止。最低1年間はメディアへの露出を自粛する方針だと書かれていました。「2人を富士山に連れて来なければ、違った結果だったかもしれない」という言葉、家族同様の仲間を目の前で失った会見での痛ましい様子は胸を打たれます。


3月下旬、前夜車止めで テント泊して、御殿場登山口から日帰りピストンした事があります。当時はまだ測光所があって、荷上げ用のブルドーザーの跡がくっきり残り、登山道には等間隔でポールが立てられているので、安心して登る事が出来ました。ところが8合目付近まで行くと風が渦巻いていて小屋の建物に身をよせても風をよけきれず、風が360度方向から吹いていて、身体ごと持って行かれそうだったので、小屋に寄り添って立ったまま食べ物を口にして、引き返しました。石室のような設備があればイイのに・・・と思いました。 あの暴風の中でテントを張るのはすごい事、1時間も下れば安全圏なのに、当日下山しなかったのは、極寒の体験が目的だったのでしょうか。一夜ビバーグして自力下山した片山さんの体力と気力は凄いです。雪山の気象遭難はベテランでも防ぎ切れないものだと改めて雪山の怖さを感じました。

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